山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

タモの手持ち開き戸が完成しました。

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今日、ようやくタモの手持ち開き戸が完成しました。

 

昨日の続き・・・

棚に入る桐箱の木釘を鋸(のこぎり)ではらいます。

・・・ギコギコギコ・・・

まだ飛び出ている木釘の頭を鉋(かんな)で平滑にします。

・・・シャー、シャー・・・

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昨日、「直線だけの箱では野暮ったい」としたので、側面を削ります。

・・・シャー、シャー、シャー・・・

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写真のように「カマボコ」状にしました。

大きさといい、形といいそっくりなので、紅白に色を塗りたいような気もしますが、自制します。

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続いて開き戸の金具付けとガラス付け。

やっぱり金具付けは嫌いです。

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ガラスも気を使うのでもちろん好きではありません…。

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本体に付けてようやく完成です(冒頭の写真)。

開けるとこんな感じです。

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「タモの手持ち開き戸」としていますが、見てのとおりコレクションボックスなのです。

「コレクションボックスには独自性をだす余地がたくさんあるな」と思っていたので、今回の制作でいろいろとヒントを見つけることができました。