山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

研ぐのも難しいのです

今日も寒い一日でした。

冬は洗濯物を漆部屋に干します。もともと外ではほとんど乾かないのです。

そしてなぜ漆部屋かというと、熱エネルギーの有効利用と漆部屋の乾燥防止です。

一挙両得、一石二鳥。とても合理的で、こういう展開が好きです。

・・・余談はこれくらいにして、今日も研いでいました。

・・・シャカシャカシャカ・・・

f:id:yamanoimokkoubou:20160126222024j:plain

もう何べんアップしたか分かりませんが、桐の塗り箱です。

でも今回は前回までのシケの頭をはつる研ぎとは異なり、ちょっと強めに研いでいます。

・・・シャカシャカシャカ・・・

f:id:yamanoimokkoubou:20160126222035j:plain

写真ではよくわかりませんが、黒の光沢が半分くらいなくなっています↓

f:id:yamanoimokkoubou:20160126222034j:plain

あまり投稿していないだけで、その他の漆の作業も遅遅として(?)進んでいます。

f:id:yamanoimokkoubou:20160126222037j:plain

タモの手持ち開き戸は天地板に合わせて側板なども拭き漆をやり直しています。

本当はもうちょっと黒いほうが良かったのですが、摺り重ねたら茶色くなってきました。