山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

クリスマスにはマッチで火をつけて・・・

個展から帰ってきてもまだ時間があるので、ちょっとですが制作をしようと思います。

マッチで火をつけて、暖をとります。

・・・シュッ、ボッ・・・

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・・・そういえば今日はクリスマスだったなぁ。

・・・幼いころはクリスマスにマッチで火をつけることは物語の世界だけと思っていました。仕事の暖をとるためにストーブに火をつけると誰が考えたでしょうか・・・。

それはさておき、サンドペーパーでの研ぎの続きです。

・・・シャカシャカシャカ・・・

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広い面はサンダーで研ぎます、・・・ブウィーーーン・・・

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・・・どうかな?仕上がったかな?

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・・・あれ?広い面の表面がぼこぼこになってる。

正確には「秋目(単純には木目のこと)」の部分が下がって「春目」の部分が浮き出てメリハリのない「浮造(うずくり)」状態です。

・・・サンダーが原因のようです。

栗の板目の「秋目」は柔らかいので、サンダーではそこで「だれる」ようです。

仕方ないので、手作業での研ぎに変更です。

・・・シャカシャカシャカ・・・

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だいぶ地道な作業になりそうです、・・・シャカシャカシャカ・・・

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「木の声」が聴けていませんでした。もっと材料の特性や状態を意識しなければなりませんでした。

結局、今日は作業が戻ってしまいましたが、またひとつ勉強をしました。