山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

ようやく鉋がけが終わりました

今日も一輪挿しの形決めの鉋加工をしていきます。

・・・シュッシュッシュッ・・・

手が痛いです。

・・・シュッシュッシュッ・・・

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ようやく、できました。いったい何回鉋刃を研いだでしょうか。

写真の鉋屑はほんの一部です。今回のかんなの作業ではこの量の15倍くらいになりました。

鉋屑は当然、一引きで一枚出るので、いったい何百回、何千回鉋を引いたでしょうか(まあ、引く距離はさほどではないのですが)。

形によっては鉋が引きづらかったり、木の種類によっては鉋刃がうまく進まなかったり(切れやんでいるのもありますが)で難儀なものですが、そんな手加工から木の性質や道具について知見を深めることができるので貴重な所作ではあります。

 

夜はパスタ皿用の紙箱を準備しました。

箱を組み立てます。

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プチプチを切ります。

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詰めやすいようにセッティングします。

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15箱もあるとこのような取るに足らない作業も案外時間がかかり、2時間ほどかかりました。

とはいっても、木部の作業量に比べればおまけにも満たないくらいなものです。

短い時間でまとまった量ができるとなんだかはかどったような気もします。

木・漆の作業もこんな感じで進むといいのですが・・・。