山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

栃の時計の拭き漆が終わりました。

結局、前回の投稿から表裏それぞれ2回ずつ拭き漆をしました。

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合計では8回くらいしたでしょうか。

栃や目止め材のようなフラットな面への拭き漆は拭き目が目立ってしまいます。

いろいろと試していますが、まだまだ工夫が必要なようです。

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続いて、文字盤用の金具をつけます。

実は金具付けは好きではありません(好き嫌いの問題ではないでしょうが・・・)。

木部を傷つけないように神経を遣いますし、調整などに結構時間がかかるのです。

でも、木部に合う金具が付けられるとそれがアクセントにもなり、ぐっと雰囲気が出てきます。