直射日光や行き過ぎた乾燥のもとでは木は動いてしまいます。
それが作品完成後に生じたならば「変形」となります。
「組んだもの」は心配要りませんが、「ほったもの」ではよくあることです。
「アート・クラフトフェスティバルinたんば」は2日間両日とも良い天気に恵まれました。
それは幸いなことでしたが、昨日も書きましたように一部の作品が変形してしまいました。
ほって作ったお盆は下に凸(底面中央部よりも両端が上がっている)の形に変形してしまいました。
そこで、裏返して写真のように半日陰でしばらくの間置いておきます。
今度は底面側を乾燥させる(上面側と比べて相対的にの意)ことで収縮させ、形を戻すのです。
まあ、うまく戻ればいいのですが、もししばらくしても戻りきらなかったら今度は底面を少し削ります。
このように、自然の力で生じてしまったことは人為で無理になすよりも、まずは再び自然の力を借りることで意を達します。
所詮、自然物を相手にしているのですから抗うばかりではかえって損をするのです。