山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

楕円の勉強1-4

ということで、もうひとつも楕円のほりを終え、豆鉋でなめらかにしました。

そして、裏すきです。表側と同じ比率(長方形に対する二点の位置や糸の長さの比率)で深さだけを変えてほってみます。

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まずは型を作ります。そして丸鑿でほります。

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そして、豆鉋で滑らかにします。

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まあ、こんなものでしょう。もう片方も同じように加工し、平面部に仕上げ鉋をします。

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そして、サンドペーパーで磨きます。

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磨くと白くなってよくわからないので、水拭きした画像がこれです。

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これで、木地が完成しました。

商品として数を作る場合は無色の塗装としたいと思いますが、今回は色調による変化も見たいので、拭き漆をします。

拭き漆の画像は後ほど投稿します。