山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

機械は定期的に使いましょう

糸鋸が動かない。スイッチを入れると重苦しい音がかすかに聞こえて刃が上がろうとしているようなしていないような…。

急いでスイッチを切ります。スイッチを入れたままにしてモーターが焼きついたらたいへんです。

駆動部に「55-6」を注します。

・・・

あまり様子が変わりません。

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台の下のを開けてカムの近くに「55-6」を注して、再びスイッチON。

・・・動きました、よかった。

はい、原因はわかっています。たまにしか使わないとよくあることです。

糸鋸は構造上、切りくずが真下に落ちます。下の駆動部は切りくずがいつもたまります。

注油や木材中の水分、結露などの影響でその切りくずが駆動部で固化します。

駆動部がくっつきます、当然、動きません。

3日おきくらいのちゃんとした頻度で使っていれば、このようなことは起きないはずです。

また、作業時は集塵機でしっかりと切りくずを吸い、使用後はしっかりと掃除をしていればなかなか起きないでしょう。

機械類はしっかり使って、いたわってやらないといけません。

機械の寿命は使い手しだいですね、糸鋸が訴えているようです。