山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

今年の春ダイコンは発芽率が悪い

昨日・今日と風が強く、定植したばかりの野菜苗が心配です。

あまりの暑さのせいでしょうか、ダイコン(写真右)の発芽率がとても悪いです。

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4割くらいでしょうか。

写真左のジャガイモが元気元気なので、より悲しく思えます。

そんなジャガイモは、今日、嫁さんが肥料撒きと土寄せをしていました。

ブルーベリーは実をつけ始めました。

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半月くらいしたら、こちらも防鳥網が必要でしょうか。

イチゴは収穫できました。

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素人の露地栽培なので、形はいまいちです…。

鳥や獣に食べられなかったと思ったら、蟻さんがおいしくいただいていました。

なかなか、イチゴは天敵が多いようです。

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嫁さんが、果肉がごろごろとしたジャムにしてくれました。

明日の朝ごはんの食パンにのせて食べましょう。

なかなか進まない椅子の制作

5月とは思えない暑さのために、少々夏バテ気味。

木陰の我が作業場も室内がだんだんと暑くなってきました。

椅子の制作があまり進んでいません。

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座面にも枘穴(ほぞあな)を開けました。

斜めだったり、傾斜がついていたりと、ちょっと難儀な穴あけでした(ちょっとだけだけどね)。

組む準備ができたので、仮組みです。

・・・コンコンコン・・・

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このままでも、ある意味かわいいですが、今回のこの椅子はだいぶ丸くします。

そのため、ここまでやって、全体の作業の半分くらいのところです。 

まだまだ先は長いのです。

まずは背もたれの加工から。

・・・

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輪郭を帯鋸で挽いて、切り面を整えて丸くしてから、サンダー仕事でカーブを付けました。

サンダー仕事は「熟練レベル」には達していないので、時間はかかるし精度はいまいち、もとい「いま三」くらいだし…。

・・・経験を積む毎日です。

そしてこのヘッドレスト、もとい、この背もたれ、まだ裏はやっていないの・・・、面取りもあるしまだまだ加工が必要です。

座面の方も同時並行的に進めます。

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こちらも輪郭を帯鋸で取り、切り面を整えます。

そんなこんなで、仕口の加工よりも、曲線・曲面の造作の真っ最中です。

5月ってこんなに暑かったっけ

5月というのはこんなにも暑いものだったでしょうか。

あまりにも暑くて、家庭菜園の春夏野菜の蒔き時・定植時を間違えたかと思うほどです。

今日は、朝からコ〇リに行って、苗を買ってきて、家庭菜園を本気でやりました(昨日木工するって書いたのに…)。

イチゴは実がつき始めました。

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イチゴを狙う「やつら」は多いので、今年は対策をきちんとします。

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防鳥網を被せました。網目は30㎜なので鳥類・小動物たぶん大丈夫。

できることなら、ネズミもよけたいけどそれは無理かな。

今年のイチゴの株はまあまあ大きく育ったので、収穫が楽しみです。

ここからは嫁さんがせっせとやったお仕事です。

まずは発芽しすぎたシソの間引き。

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嫁さんに間引きを頼むと、いつも悲しそうな顔をします。

さらに、ジャガイモの間引きを頼みました↓

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やっぱり悲しそうな顔をしていました。

ポットに土を用意してもらって、ツルムラサキとバジルの種を蒔いてもらいました。

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この他にも、嫁さんはダイコンの種を蒔いていました。

さてさて、私は何をしたかというと、ここからで、今日買ってきたキュウリ・ナス・ピーマン・トマトの苗の定植です。

耕耘(こううん)と畝(うね)づくり、支柱建てを私が担当して、嫁さんに苗の定植を頼みました。

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去年の台風で棚が倒壊したのを教訓に、キュウリの棚をグレードアップしました。

横棒を紐ではなく、針金で留めてズレないようにしました。

今年はナスは長ナスを買い、8本植えました。

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いつもは千両ナスでしたが、コメ〇に千両ナスの苗がなくなっていたので、長ナスにチャレンジです。

なんで、千両ナスがなかったんだろう。最近は長ナスの方が人気があるのかな?

去年は初夏の長雨でナスの出来が悪かったので、天候の安定を祈ります。

ピーマンも8本です↓

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なんでだか、ピーマンもいつも買っている「京みどり」の苗が少なく、他の種類が多かったように感じました。

今日は買いませんでしたが、ミニトマトも「定番」があまり置いてなく、家庭菜園の夏野菜の品種も世代交代と多様性の時代なのでしょうか。

トマトは3本植えました↓

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今年はトマト屋根を作りました。

数年前、本腰入れてトマト屋根を作ったものの、最初の冬に大雪に降られて倒壊しました。

そのため、数年来トマト屋根は考えないようにしていましたが、規模をだいぶ小さくして、秋には撤収します。

今日の家庭菜園のお手入れで、うちの畑は一気に季節が進みました。

家の前の田んぼは田植えも終わり、早苗が初々しくて、新緑の山々といった遠景だけでなく、身近なところにも植物の若々しさを感じます。

5月中に終わらせたい

歳をとるにつれて、5月のこの新緑の季節が何よりもかけがえのない時期なのではないだろうかと思うようになってきました。

桜が満開の季節や、紅葉が赤く色づく季節よりも、この季節が。

若々しい緑に包まれた山々を見るたびに、その生命力や可能性をつとに感じます。

 

小さな椅子ですが、少しずつ進んでいます(少しずつだけしか進んでいない…)

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脚も形が決まりました。

そして、この部材↓

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丈、つまり長さが短くて、加工しづらいうえに、切削面が大きくて枘挽き(ほぞびき)がたいへんでした。

作業場内が「昭和時代の新幹線の車内」みたいに煙でむせかえるようでした。

♪そんなぁ~、時代もぉ~、あ~ったねとぉ~

シンプルな椅子、改め「懐かしい感じのするイス」も座りを直して、オスモオイルを塗り直して完成です。

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ついでに、予告していた積み木も塗装しました。

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だいぶ片付いてきたので、小さな椅子に専念できる・・・かな。

小さな椅子は5月中に終わらせたいところですが、愛するシイタケだったり、販売会だったり、展示会の当番だったり、消防団の練習だったりといろいろあって、思ったように進むかなぁ。

暑くなってきた

愛するシイタケのために、シイタケ設備を作らなくてはいけません。

今日は「曇り」の予報が1週間前から出ていたので、当てにしてよしずを張ることにしていました。

そしたら、とんでもなく暑くて、カンカン照り。

日差しは目に入るし、汗は出るし、のどは乾くしでたいへんでした。

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足元のセメントもだいぶできています。

来週には完成する・・・かな。

早いところ、今年植菌して棒積みの榾木(ほだぎ)を井桁(いげた)に積み替えたいところです。

榾木も暑いの苦手、特に風通しが悪い積み方はそろそろ厳禁。

『木の家具展40人展 2019』に出展します

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5月31日から名古屋で開催されます『木の家具展40人展 2019』に出展します。

私は3年ぶりの出展になります。

出展される皆さんの作品や制作に対する姿勢を拝見・拝聴し、感心することしきりで、私にとっては出展というよりは勉強に行く感じでもあります。

もし、名古屋にお越しの際は、多くの「木の作り手」の作品を楽しんでください。

 

『木の家具展40人展 2019』

 期間:2019年5月31日(金)~6月2日(日) 10:00~18:30(最終日~17:00)

 場所:電気文化会館5階 東・西ギャラリー 名古屋市中区栄2-2-5

 

 

『木の家具展40人展』は『木工家ウィークNAGOYA・2019』のイベントの一つです。

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『木工家ウォークNAGOYA・2019』では他にも様々なイベントや展示があります。

「木工」分野にとっては非常に大きなイベントで、木工・木工家の世界の奥深さを知ることができます。

是非、各会場に足をお運びください。

長い休みが明けて

長い休みが明けて、やる気に満ちて・・・いればいいけど、体がなまってなまって仕方がありません。

なかなか制作へのエンジンがかからないよぉ~、♪ど~しちゃったんだ、へへへぇ~い

・・・小さな椅子の制作の前に、その次に作る三角スツールの脚の材料をとって、シージングをしておきます。

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だいぶ板を潰してしまいました。100本くらいあります。

さてさて、小さな椅子の制作に取り掛かりましょう。

・・・

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脚の枘(ほぞ)を作りました。

小さな材料なので、かえってやりづらいです。

そして、これの形をとりますが・・・

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これがなかなかはかどりません。

バンドも細帯刃があればいいのですが、ないので廻りません。

ちょっとずつ削るしかないのです(ちゃんと設備投資しておけばいいのですが)。

ちなみに、この造形は目切れが気になるところですが、欅(けやき)と楢(なら)を材料としているところと、耐荷重の許容範囲、斜め荷重のかかりやすさなどを勘案して、安全を満たせると判断しました。

一方で、時代を跨いでしまった積み木は焼き印が入りました。

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こちらはあと少し。こんど、オスモオイルを使い時に一緒に塗装します。