山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

台風コールド

台風が近づいて、いつまで作業ができるかわからないので、出来るところまでやることにしました。

機械をいろいろと使って、天板を3分の2くらいの体積に加工しました↓

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ここまで来るのに、とっても粉だらけになりました。

そして、ただひたすらに鑿で斫ります。

・・・コンコンコンコンコンコンコン・・・

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半分くらい斫ったところで、台風によりコールド。今日はここまで。

せっせと拭き漆

台風が接近中で、明日はどれくらい作業ができるかわかりません。

なるべく作業を進めていきたいです。

椅子は拭き漆の摺り重ね。

・・・ペタペタペタ、フキフキフキ・・・

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これからどんどん光沢があがっていく(はず)です。

一方で、まだ加工が終わっていない部材を急いで仕上げます。

・・・コンコンコン・・・

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そして出ました今回のラスボス、天板です↓

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今日は意匠・装飾上の加工の墨付けとちょっと手を加えて終わりました。

本格的な加工は明日の午前中(で取り掛かれるはず)です。

浸水操作

台風が接近中で、雨が降っています。

そんな中、シイタケのために「浸水操作」に挑戦です。

♪操作、恐れないで~、キノコのために~

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トロ船を買ってきて水を張りましたが、なぜかかさが減っていました。

トロ船を返品したいとも思いましたが、私は不要なレシートをすぐに捨ててしまう主義(もちろん確定申告に必要なものはしっかり取っておく)。

仕方がなくシートを敷いた上に水を張りました。

初めの1本目を水に漬けようと運んでいたら、ブロックに躓いて、榾木が入る前に私がトロ船の中に飛び込んでしまいました。

ついでに胸のポケットに入れていた車のカギも「トポン」。

幸いに「キーレスエントリー」は問題なかったです。

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10時間ほど水没させて入れ替えです。

さてさて、「わっ」とシイタケが出てくるでしょうか。

時間がないのに・・・

今度の『木竹部会展』と『京もの認定工芸士展』の出展に間に合わせなければいけない椅子と大棚の制作が遅れています。

間に合うのかな…。

そんな忙しいのに、なんでか台風がこちらに向いています、こんにちは。

Oh…、また消防団出なくちゃいけなくなるよ…。

♪時を~かけるおっさん~、・・・とまれとまれとまれとまれとまれ・・・。

・・・誰か時間をください。

 

欅の大棚は仕上げ鉋の続き↓

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それが終わったら、表情を出すための鑿(のみ)での斫(はつり)作業・・・

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・・・コンコンコンコンコン・・・肩が痛い・・・

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木地の段階ではあまり目立ちませんが、拭き漆をするとwild感がもっとgrowします。

・・・コンコンコン・・・

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So far , so good。とりあえずここまでにして、出来たところまでサンダーをかけます。

・・・ブウィーーーーーン・・・

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そして出来たところまで拭き漆をしていきます。

・・・ペタペタペタ、フキフキフキ・・・

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というのも、漆部屋がいっぱい(椅子も現在入居中)で大棚の部材はいっぺんに拭き漆ができないのです。

まだ1回目の拭き漆だし、黒漆なのでちょっと良い加減。

行ったら買ってしまう

 

私が市に行くのは「ももひきを履いているとき」と決めています。

しかし、昨日、市場からお誘いがあり、電話で聴く限りでは良さそうな丸太と思い出かけました。

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この時期の市場は市日でもあんまり賑わいがないなぁ(まあ、時世にもよるけど)。

電話での内容の丸太は正直、私の用途に向かなかったのでpassしましたが、近くに並んでいた丸太に釘付けになってしまいました。

そして、シーズンではないのに、ノーリーズンで落札してしまいました。

それが下の2本の丸太↓

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欅(けやき)の4mです。

なかなか白太が少ないので、時期がいまいちなことを差し引いてもまあまあかな(切り口を見る限りそんなに時期の悪さが出てなさそうだしね)。

挽いてもらうのは春先なので、とりあえず鎹(かすがい)を打ってさよならしました。

帰ってきたら、水研ぎの続きをして・・・

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拭き漆をしました。

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そして、欅の大棚は脚の加工をしました。

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くねらせて、変化を持たせたのですよ。

完成イメージとしては重厚でちょっと几帳面な粗野な感じ。

粉だらけ

鉋やサンダーをかけていると、鼻が刺激されて鼻水が出てきますが、そろそろそんな作業が続くようになります。

取っ手は機械でできるところは機械でして、それができないところは豆鉋でできるだけ行い、それができないところは小刀で加工します。

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それでもできないところはサンドペーパーで整形します。

そして、仕上げもね。

・・・シャカシャカシャカ・・・

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ちなみに8本作っていますが使うのは2本だけ。

機械調節の都合などで2本作るのとあんまり変わらないので、いつか使うときのために余分に作ります。

これでもとても鼻が刺激されていますが、続いて溝突き。

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ハンディールーターや昇降盤の木屑でますます鼻が刺激されて辛い…。

棚板や側板などが入るようになったので、組み立ててみます。

・・・コンコンコン・・・

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このサイズは一人で組み立てるのが難しい・・・。 

・・・うん、問題ないでしょう。

ここからは仕上げの鉋や意匠上の加工が続きます。

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また、いつかもやった細かい作業ですが、取っ手のネジ隠しも作ります。

前回と同じ形ですが、今回は拭き漆にするので再び作ります。

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ちょっとの材料をとったつもりでしたが、なんでかこんなに材料が取れました…。

・・・かえって手間が増えてしまった。

世代交代

家庭菜園の野菜たちは世代交代です。

この前蒔いたダイコンは発芽しました。

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お盆辺りに蒔いた種よりもだいぶ発芽率が良いようです。

やはり発芽には気温が大きく関係するのですね。

キクナは無秩序にたくさん出てきました。

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こちらは間引き菜で食べていきながら調整しましょう。

 

イチゴは新しい葉が青々としています。

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ポットの狭い環境よりも、畑で根を広げてのびのびと生長してください。

キュウリは3号(お盆辺りの一番あとに植えた株)が元気です。

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でも、それ以前に植えていたキュウリは実も形が良くなく、葉もほとんど枯れてしまいました。

ツルムラサキは色がどんどんと薄くなっています。

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嫁さんによると成長の速度も遅くなってきたとのこと。

シソは花芽が出てきました。

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シソの花芽や種は秋の味覚と記憶しています。

病気になっていたナスは天候が持ち直したため、ちょっと元気を取り戻しました。

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秋ナスのための剪定後のようになっていますが、それをするのはお盆前後の話、今から生長を再開して実をつけるところまでいけるでしょうか。

シイタケが出てきました。

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とってもうれしい、うれしい。

でもこの榾木一本だけ。しかもこの榾木だけ栗の木なのです。

他のバク(アベマキ)はキノコが出ていません。

他の榾木は生きているのでしょうか。

植菌したのは中高温品種なので、来週には浸水操作を試してみようと思います。