山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

体中が痛い・・・

穴掘りは全身運動です。昨日の手掘り作業で体中が痛くなりました。

今日もその続きをしていきます。

・・・カシャカシャカシャカシャ・・・

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ようやく開通しました。

まだ砂が来ていないので、下水管の底決めができず、土をかき分ける作業は続きますが、こんなにつらい作業はもうこりごりです。

体がしんどいついでにタイヤ交換もしました。

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交換中に時雨れて、冷たい雨に打たれましたが、今年は寒くなるのが少し早めなので、これで安心ですかね。

寒くなる前にしなければ

寒くなる前に離れの改造を終わらせなければいけません。

暖をとれないところでの作業はしたくないですし、まして水道が凍って母屋で水が出ないと生活に差し支えます。

・・・水道の延長距離は結構長いのです。

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下水用の溝を「川」下から掘り進めます。

・・・カシャカシャカシャ・・・

おっと、上水道が登場↓

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これはくぐれないよ…。

下水が上に来るのはなんだか気持ちいいものではないのですが、しょうがないので、上をまたぐことにします。

玄関前のコンクリもハンマーとつるはしで壊します。

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カッターで切ってからのほうがいいけど、元々の打設が素人施工のようなので、このまま叩き割りました。

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そして、再び掘り進めます、・・・カシャカシャカシャ・・・

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今日はここで雨天コールド、というか体力の限界を感じた私に水入り。

一方で、離れの中ではいろいろなものを進めてきました。

嫁さんと床を3分の1ほど張り、作業台も組み立てました。

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ちなみに、床にはスタイロホームを敷いてから杉の羽目板を張りました(フローリングよりも暖かそうだからです)。

作業台も作り大方作り終わりました。↓

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構造用合板では表面の節が気になるので、改造の手荒い作業がなくなったら、合板を重ねます。

流し場も置いてみて、配管を考えます。

上下水とも配管は基礎の下を抜くのは無理なので、床上から壁を抜きます。

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蛇口が2コあって、う~ん、これはパズルだな。

ようやく収穫

のっけから写真が激ブレで申し訳ない。

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ようやく、ジャガイモの収穫をしました。

今年は9月10月と長雨と低温で思わしくないと思っていましたが、思いのほか、大きくなっていました。

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ただ、発芽率が悪かった(地上に芽の出ない種芋が3割くらいあった)ので、数は少なくなりました。

また、割れているイモも4分の1程度ありました。

追肥がやや遅く、効き過ぎたためと思われます。

一方で、タマネギの苗を植えました。

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自分で育てた苗ですが、こちらも日照不足と低温からでしょうか、どこに植えたかわからないほどの「つまようじ・竹串サイズ」の苗です。

これじゃあ収穫できるかあまりにも心配なので、コ〇リでタマネギ苗を買って植えました。

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こちらはしっかり「鉛筆サイズ」で安心です。

しかしまあ、あまり葉もの野菜も生長していません…。

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ダイコンやカブはまだ収穫できそうにありませんし、ミズナなどは「ベビーリーフ」でしかありません。

そろそろ初雪が降りそうですが、鍋物に入る野菜は間に合いそうにありませんね。

畳の解体終了

今日はムラ用だったのですが、朝、雨が強く降っていたので中止になりました。

でも、昼ごろからたまに時雨れる程度で、晴れ間ものぞきました。・・・とっても寒かったけど。

離れでは畳の解体が終了しました。

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12畳分を解体したので、写真の藁の3倍が取れました。

そのほかに細切れになった藁も11袋になりました。

家庭菜園の敷き藁には5年くらい困らなそうです。

押入れを広げようと土壁を壊していたら、今日はここまでの作業になりました。

本当は床も張りたかったけど、この次です。

今週初めにも電気屋さんが工事をしてくれる予定(もちろん電気工事だけはプロに頼みます)で、そしたらもう少し早く進むでしょう。

原始的な方法

『お金があるなら人を使え、お金がないなら体と頭を使え』

もちろんお金がない私は、体とごくたまに頭を使うことにします。

離れに水道を引くのですが、ようやく資材がほぼ揃いました。

上水はただ繋げばいいのでしょうが、下水の方はそうはいきません。

水平器を使って、原始的に水糸を張ります(1000分の15~18くらいの水勾配を取るつもりなのでまあ大丈夫でしょう)。

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合板を切って、直角定規を作り、「カネ(直角)」を出します。

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そして、ただただ体を使って掘ります。

・・・カシャカシャカシャ・・・

ところで、スコップとショベル(シャベル)の関東と関西の言い回しの違いはなんなんでしょう。

関東育ち、関西在住の私はとっても混乱します。

作業台づくりはてきぱきと

木曜は大阪茨木まで離れで使う流し台を引き取りに行っていました。

帰り道、作業台の天板に使う28mmの構造用合板が欲しくて、コーナンProを探そうと思ったら、運転中になんと正面にコーナンPro(茨木店)があるではないですか。

こりゃ幸いと正面を右折して入ろうと思ったら、「ここからでは入れません入り口は手前です」の看板。

カーナビをセットして回り道・・・と思ったら、なんだか住宅街に連れて行かれて、ぐるぐるした挙句にコーナンの裏に到着。

「入れるかな」と思ったら、「付近の住民の皆様にご迷惑になるので、住宅街からは入れません」の看板が…。

住民の皆さんの迷惑を顧みなかったわけではなく、カーナビの通りにしただけなのになんだか申し訳ない。

そしてさらに迷いに迷って、最初にコーナンを見かけたときから、30分近く周辺で迷ってようやく着くことができました。

「幸せとコーナンは案外近くにあるんだね。でも、どちららも辿り着きにくいものなんだね」

 

・・・長くなりました。

その作業台ですが、

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寸法をとって材を整え・・・

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貫などの枘(ほぞ)を切り・・・(作業台なので1枚枘でネジもみですが、もちろんダイニングテーブルなどのご注文にはもっと線を細くして2枚枘をしますよ。念のため)

脚の枘穴をあけました。

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そして、トリマーで面取りもしました。・・・切面だけど。

特に問題もないので、あとは組立てて終わりかな。

作業台づくり

欅の厨子も作らなければいけないのですが、離れで使う作業台も作りたいのです。

機械類の刃がそろそろ替え時なので、厨子もいいけど、作業台(2台)を優先して作ることにします。

針葉樹の節は刃物にとっても悪影響なので、研ぎ出し前の最後の仕事にしたいと思います。

作業台なので、仕上がりも気にしなくていいですし。

桧の大引のような材料があるので、これを使います。

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今年の春に製材したもので、乾きはまだですが、作業台ですし、桧ですし、建築やさんのように生でも使いましょう。

4mが2本でもまだ足りないので、メタセコイアも加えます。

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チェーンソーで・・・ブーブーーン・・・

晴れた秋の昼下がり、桧の芳香が山野に漂います。

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正味二日半くらいの仕事ですが、あまり時間が取れないので、1週間くらいかかってしまうかなぁ。

一応、枘(ほぞ)でも組みますが、ネジで補強します。

また、天板は床用の構造用合板でまかないます。

作業台なので、まあまあ「適当な」仕事です。

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100角の柱とします。

元々の桧の角材が120角を取れるように製材していたのでちょっともったいなかったかな。