山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

木を伐ってもらいました

お隣のおじいさんは木を伐る仕事を長年なさっていました。

80歳を越えておられますが、木を切り倒すことにかけては未だに冴え渡る技術をお持ちです。

今日はうちの裏の杉の木を伐っていただきました。

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倒れている木ですら満足に処理できない私が立木を切り倒せるわけがないので、おじいさんのお仕事を遠くで拝見しています。

木が倒れていく・・・

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・・・ズズーーーン・・・

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今回は小さい木も含めて6本伐っていただきました。

すべて同じところに並ぶようにして倒してあります。

自分の領分とは違う仕事でも、丁寧で美しい仕事を見ると心動かされます。

杉の木ですが、来シーズンの薪として利用します(工房の周りが薪だらけになりようです)。

正解は「皿立て」でした。

何を作っているか内緒にしていた「モノ」は写真立てでした。

大したことないものでごめんなさい・・・。

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こんな感じで、いろいろな大きさを作りました。

ちなみにお値段は以下の通りです(「皿立て」では個展やグループ展であまりおおっぴらに売れないので、ネットでも販売価格を公表します)。

※在庫限り、送料別。

 (大きさは上の写真の左下の皿の乗っていないものから右に見てください)

<欅拭漆皿立(けやきふきうるしさらたて)>

極々小(茶) 2600円   お皿の大きさの目安 直径5cm~8cm

極小(黒)  3200円              8cm~13cm

小(茶)   4000円              13cm~18cm

中(黒)   5500円              18cm~24cm

大(茶)   7500円              24cm~32cm

特大(茶)  12000円             32cm~50cm

お皿の大きさはあくまで「目安」です。形状や高台の大きさなどによって異なります。

私の皿立てに限ったことではありませんが、お使いになる時は安全が確保できる状態でお皿と台の相性を確認してください。

 

今回の私の皿立ては、上の写真にあるように「背」にやや幅を持たせることで、「3点」ではなく、「4点」で保持するようになっています。

また、背の位置を前後にずらせるようにしました(写真では見づらくなっていますがダボ穴が何箇所か開いてます)。

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お皿が止まるところ(ツメ)は逆勾配にすることで、「転びにくく」しました。

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ちなみに、最初の投稿の写真の「穴に丸棒を詰めてそれを隠した」のは、ツメ部分が目切れによって飛ぶことを防止するためでした。見えないところこそ大切ですね。

欅拭漆棚が完成していました

接着も終わり、欅拭漆棚が4、5日前に完成していましたが、納品まで写真を撮っていませんでした。

ということで、ようやく写真を撮ったのでアップします。

全体図はこんな感じ↓

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棚板の35cmの板目は力強いです。また、幅に対して木目の細かさもこれくらいがしっくりくるのではないでしょうか。

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側板の外側は鑿で「はつった」ので、こんな感じで↓

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ランダムに鑿痕があって、自然な感じです。幅があるので、ちょっとした「壁or崖」ですね。

いよいよフィナーレ

日中は板の整理、夜は漆や組み立ての作業の毎日です。

何ができるか内緒にしていたこの「モノ」ももうすぐ完成です。

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前回の投稿で組み立てた下の部品に続いて、上の部品も組み立てました。

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そして、秘かに穴もあけました。

今日は、穴の中だけ木地のままで色が白く飛んで見えるので、筆で穴ぽこに漆を塗りました。

これで作業は終了。さて、これが何かお分かりになったでしょうか。

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組み立てました

板の整理と並行して拭き漆をしていましたが、今日で組み立てをしました。

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大小さまざまな大きさがあります。他の部材も目下、制作中です。

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メタセコイアは有用材かもしれない

メタセコイアと桧の区別がつかない…(写真はメタセコイア)。

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メタセコイアはセコイアと同じように杉の仲間だと思って、杉みたいな表情と思っていましたが、とても桧に近い。

若干、桧よりもタイヒのほうが似ている気がするけど、隣に並べないと違いがわかりません(もしかして私だけ?)。

手加工をしていないので、粘りや抵抗などは確認していませんが、日本でとても好まれる表情であることは間違いなさそうです(まだ生だけど・・・)。

幅70cmの板目、40cm弱の柾目がありますが、もしかして蕎麦用のまな板に最適かも…(蕎麦を打つ趣味はないけどね)。

明日から雨だというし、表面もある程度乾いたようなので、樅は桟積みをしました。

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我ながら美しく積めた・・・と思う。木を積む時は美しさも大事です。

楢は雨が直接当たらない場所に立てかけました。

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半生くらいまで立てて、その後、桟積みしたいと思います。2ヶ月くらい先かな。

柚子の木の剪定

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1月の大雪でたくさんの枝が折れてしまった柚子の木を剪定しました。

もともと実のなる木にもかかわらず、上に上に伸びてしまって、高枝切りバサミを使っても収穫できないほどでしたので、良い機会です。

しかし、柚子の剪定ってこの時期でいいのかな、でも、虫もいなくてこちらとしては勝手がいい・・・。

脚立にのぼって、手ノコで枝を切るのは結構たいへん…。

・・・ギコギコギコ・・・

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君は何でこんなに武装をしているんだい。痛くってしょうがないよ。

・・・ギコギコギコ・・・

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写真では分かりづらいですが、半分ほどの高さにして、葉の付いた枝も3分の1くらいになりました。

去年が「成り年」だったので、今年は実がならないかもね・・・。

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